¶ 注意
裏取りが済んでない記事未満の何かを垂れ流すスペース。
内容は現状のまま無保証で掲載されるし、見解は所属を代表した公式なものではないし、何かを推奨するものではない。
記載の内容を真似したことで起こるいかなる損害についても責任を負わない。
わたしは既にAndroidのカスタムROM開発からは手を引いたので、将来のバージョンに合わせた更新は期待しないでください。
¶ OmniSwitch
tl;dr 諦めて代替を探しました。
¶ 簡単な説明
Android 用の便利なタスクスイッチャー/アプリランチャーです。名前の通り、OmniROM の下で開発されています。
使用例（これはだいぶ前のスクショなので、Braveはもう使ってないです）
わたしは2016年頃から愛用していて、2022年現在でも手放せずにいます。日本語の翻訳もいくらか投げていました。
カスタムROM に同梱しておくと便利な点として、システムのデフォルトのタスクスイッチャー (recents) をこれに切り替えることができます。3ボタンナビゲーションバーを使用している場合に限りますが、タスクボタンで呼べるようになります。残念ながらわたしは使っていませんでしたが、FlokoROM では対応パッチを毎年書いてくれる人が居たので実装していました。ありがとう。
- 参考: タスクスイッチャーの使用例 (動画)
わたしは専ら「どの画面からでも呼び出せるアプリランチャー」として愛用しています。ホームに戻らなくていいのは便利なので。似たようなアプリは昔あった気がしますが、ちゃんと最新の Android OS への対応を続けているのが強みだと思います。
長らくはこれを ROM に同梱することが自分で Android OS をビルドする理由のひとつでした。もちろん（？）かつての FlokoROM にも同梱されていました。
¶ 昔話はいいから手を動かせ
さて、既報の通り FlokoROM 含めてAndroid 開発から手を引いたのですが、今や OmniROM 以外で OmniSwitch を同梱しているカスタムROMは殆どありません（観測してないだけだったらごめんなさい）。なんなら OmniROM ですら公式ビルド以外ではデフォルトで同梱されず、入れるには一手間かかります[1]。案の定自分の端末はOmniROMでサポートされていませんでした。
わたしは Recents 統合には興味がなかったので、APK さえ手に入ればどのカスタムROMだろうと少なくともアプリランチャーとして使えます。試しにAndroid 11 の FlokoROM から持ってきた APK を Android 12L のデバイスに突っ込んだところ…無事クラッシュしました。仕方ない…ということで、自前で OmniROM をビルドします。公式ビルドを落としてきて展開するのがだるかったからです[2]。開発やめたんじゃなかったんですか？とか言わない。手癖みたいなものです。
APKだけがほしいので、適当な端末をターゲットにしてビルドします。プロジェクト単位でのビルドもあった気がしますが忘れました。mmm だっけ？まあいいです。初回ビルドは1時間ちょうどでした。ありがとう3950X。しかし年々ビルド時間かさむな…
¶ できました 諦めました
- <壊れてたので非公開>
- 作った直後は動いてたはずなんだけど他の端末では壊れてて、元の端末見に行ったら同様に壊れてた。夢でも見てた？
おまけで動作確認に使った Android 11 のもの（A11）も置いてあります。Android 12/12L(12.1) はAPIの変更とかもあるっぽいのでA12Lを使ったほうがいいです。change-41882までmerge済なので 2022-07-23 時点の最新です
何試しても動かなくて笑っとる、なんやこれ
xdaのスレッド でもAndroid 12/13あたりでずっと動かない動かないで話が進んでないので、諦めて代替を探しました。
¶ 代替
サイドからのアプリランチャーとしてはいろいろありますが、使い比べていい感じだった 1 Edge を使っています。もともとrecents部分はあんまり使ってなかったのでこういうのでええねん。機能は少ないけど。
何故か GitHub 上ではプライベートリポジトリで管理されているため、申請のちpullの権限を得ていないと取得できない。まあ Gerrit のほうにリポジトリ転がってるんでそっちが使えるんですけど… ↩︎
動く端末がない以上、まず payload.bin を展開して、出てきたのを simg2img にかけたりかけなかったりして、system.img をマウントして…という手間は必要なツールや叩くコマンドも多くめんどくさいので、わたしは自分でビルドして
out/target/${device}/system/priv-app/OmniSwitchにそのまま転がっているファイルを漁るほうが楽だと思っています（大真面目に）。 ↩︎